メルがボクよりも先に逝ってしまった、なんでだろう・・・ [ボクのつぶやき]
旅行から帰ってきて、いつものようにメルは咳き込んでいた。
2年前からメルの鼻がつまり気味で、時々ズーズーと息苦しそうにしていた。いつものヤツだと思っていたら、それが長く続くのでオヤジと母はすぐに医者につれていった。
レントゲンと血液検査、超音波検査をして、先生からレントゲンを見て説明してくれたらしく、黒くなっていなければいけないところの多くが白くなっていて、肺にいくはずの酸素が十分にいっていないということだった。母は聞きそびれたようだがオヤジが先生がいったことに敏感に反応したようだ。
「覚悟しておいたほうがいいです」
そして先生から「酸素ハウス」をレンタルするようにすすめられたようで、翌日オヤジがすぐに借りてきて、メルは酸素ハウスに入った。
そして、2時間くらいしたらメルが出たいといい、オヤジはおしっこだと思ってメルを出したら、メルはいくつかあるお気に入りの場所に寝たと思ったらすぐに起きて、まるで思い出の場所を巡っているように一周して部屋の真ん中にバタリと倒れこんだ。
少ししたらメルの様子がおかしくなり、息苦しそうに呼吸が速くなって、そして息をするのを止めてしまった。
オヤジはすぐに酸素ハウスに戻してさすって揺り動かし、「メルローおきろー」と何度もメルのからだを揺さぶった。
もう、死んだんだろうとみんな思った。
そしたらメルがまた息をしだして、生き返った。
僕たちは、ただただ心配で、祈るように見ているだけだった。
オヤジは母に早く帰るようにメールをしたようだが、なかなか返事がないようだった。
それから1時間くらいして、酸素ハウスの中でメルがまた息苦しそうになり、様子を見ていたら、また息をしなくなってしまい、オヤジが同じように体をさすって動かしていると、また息をするようになった。
オヤジは今度はメルの鼻に直接チューブをあてて酸素を吸ってもらうようにしていたら、徐々に回復してメルがチューブを嫌がるので、またハウスに酸素を供給するようにした。
メルの状態も少しよくなって、ボクたちも晩ごはんを食べることができ、あとは早く母が帰ってこないかと、メルと一緒にボクたちも首を長くして待っていた。
もうすぐ8時になろうとしていた時に、メルがまた呼吸が荒くなり、今度は立って首を左右前後に動かすようにして
変な動きをしていた。
そしたら、玄関の鍵が開く音が聞こえた。母が帰ってきたのだ。
メルは帰ってきたことを察していたようで、最後の力を振り絞って母が帰るのを待っていたようだった。
そしてメルは母に抱かれながら旅立っていった。
よくオヤジと母が話していることだが、メルが家に来てから全てが変わったという。
それはインターネットで全国に友達ができて、その友達からキャンプやカヌーの楽しさを教わり、車も買って全国に旅をするようになったこと。
山登りは時々していたようだが、どちらかと言えば家にいることが好きでインドア派だったオヤジたちが、ガラリと変わって楽しいことが増えたと、それはメルのおかげだ、とよく言っていた。
そしてメルとボクとの子供たち、ラフルールとレグリースを、「メルがプレゼントしてくれた」と母がよく言っていたし、オヤジは「天からの贈り物だ」と言っていた。・・・ボクも頑張ったんだけどね・・・。
カヌーのお友達ゆんちゃんととちくんが来てくれた。
よくオヤジが自虐気味に「メルの一番好きな男性はとちくんだ」と言っていた。ボクが見ててもそれは真実だと思う。
まるで恋人にでも会うようにメルが急にしおらしくなるのをボクとオヤジは何度も見ている・・・・。
帰り際にとちくんが「死んでからも飼い主と会うとかいうよね」といった。
すかさずオヤジが「死んでから生き返った人もそういってる人がいるみたい」と応じていた。飼い主との間で愛情が通じ合っているとあの世でもまた一緒にいるということだ。
メルはきっと家族だけではなく、みんなを待っていてくれるだろうと思う。
ひとりで寂しくならないように・・・。
2年前からメルの鼻がつまり気味で、時々ズーズーと息苦しそうにしていた。いつものヤツだと思っていたら、それが長く続くのでオヤジと母はすぐに医者につれていった。
レントゲンと血液検査、超音波検査をして、先生からレントゲンを見て説明してくれたらしく、黒くなっていなければいけないところの多くが白くなっていて、肺にいくはずの酸素が十分にいっていないということだった。母は聞きそびれたようだがオヤジが先生がいったことに敏感に反応したようだ。
「覚悟しておいたほうがいいです」
そして先生から「酸素ハウス」をレンタルするようにすすめられたようで、翌日オヤジがすぐに借りてきて、メルは酸素ハウスに入った。
そして、2時間くらいしたらメルが出たいといい、オヤジはおしっこだと思ってメルを出したら、メルはいくつかあるお気に入りの場所に寝たと思ったらすぐに起きて、まるで思い出の場所を巡っているように一周して部屋の真ん中にバタリと倒れこんだ。
少ししたらメルの様子がおかしくなり、息苦しそうに呼吸が速くなって、そして息をするのを止めてしまった。
オヤジはすぐに酸素ハウスに戻してさすって揺り動かし、「メルローおきろー」と何度もメルのからだを揺さぶった。
もう、死んだんだろうとみんな思った。
そしたらメルがまた息をしだして、生き返った。
僕たちは、ただただ心配で、祈るように見ているだけだった。
オヤジは母に早く帰るようにメールをしたようだが、なかなか返事がないようだった。
それから1時間くらいして、酸素ハウスの中でメルがまた息苦しそうになり、様子を見ていたら、また息をしなくなってしまい、オヤジが同じように体をさすって動かしていると、また息をするようになった。
オヤジは今度はメルの鼻に直接チューブをあてて酸素を吸ってもらうようにしていたら、徐々に回復してメルがチューブを嫌がるので、またハウスに酸素を供給するようにした。
メルの状態も少しよくなって、ボクたちも晩ごはんを食べることができ、あとは早く母が帰ってこないかと、メルと一緒にボクたちも首を長くして待っていた。
もうすぐ8時になろうとしていた時に、メルがまた呼吸が荒くなり、今度は立って首を左右前後に動かすようにして
変な動きをしていた。
そしたら、玄関の鍵が開く音が聞こえた。母が帰ってきたのだ。
メルは帰ってきたことを察していたようで、最後の力を振り絞って母が帰るのを待っていたようだった。
そしてメルは母に抱かれながら旅立っていった。
よくオヤジと母が話していることだが、メルが家に来てから全てが変わったという。
それはインターネットで全国に友達ができて、その友達からキャンプやカヌーの楽しさを教わり、車も買って全国に旅をするようになったこと。
山登りは時々していたようだが、どちらかと言えば家にいることが好きでインドア派だったオヤジたちが、ガラリと変わって楽しいことが増えたと、それはメルのおかげだ、とよく言っていた。
そしてメルとボクとの子供たち、ラフルールとレグリースを、「メルがプレゼントしてくれた」と母がよく言っていたし、オヤジは「天からの贈り物だ」と言っていた。・・・ボクも頑張ったんだけどね・・・。
カヌーのお友達ゆんちゃんととちくんが来てくれた。
よくオヤジが自虐気味に「メルの一番好きな男性はとちくんだ」と言っていた。ボクが見ててもそれは真実だと思う。
まるで恋人にでも会うようにメルが急にしおらしくなるのをボクとオヤジは何度も見ている・・・・。
帰り際にとちくんが「死んでからも飼い主と会うとかいうよね」といった。
すかさずオヤジが「死んでから生き返った人もそういってる人がいるみたい」と応じていた。飼い主との間で愛情が通じ合っているとあの世でもまた一緒にいるということだ。
メルはきっと家族だけではなく、みんなを待っていてくれるだろうと思う。
ひとりで寂しくならないように・・・。
2012-09-26 01:16
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